記憶の倉庫と脳指紋

さて、皆さん、
10年前の今日、食べた朝ごはんのメニューを覚えているでしょうか?

「そんなこと覚えているわけないでしょ!」と思いますが、私の知り合いで覚えていた人がいました。

なぜそんなことが覚えていられるのか聞きただしたところ、知人曰く「ここ20年は、朝ごはんが同じメニューだからさっ!」とのこと・・・?!

まっ、これは笑い話ですが、最新の脳科学の見地から言うと、本当は、覚えているのです。

いや、正確に言うと、記憶は、脳に収納されているけれど、どこにしまったかわからなくなっているのです。

人間には、P300という特殊な脳波があり、これを脳指紋と言っています。このP300は過去に見たり、経験したりしたことに反応し、脳から出ます。

その正確さは、99%とも言われています。アメリカでは、この脳指紋検査が犯罪捜査にも応用されています。

従来の汗や脈拍の変化を測定するポリグラフ(ウソ発見器)とは違い、本人の記憶が不確かになっているような事象にも反応するので、究極のウソ発見器と言ってもよいかも知れません。

4月1日は、エープリルフールですが、脳指紋検査が、一般家庭でも気軽に行われるような時代が到来すると、この日は自然消滅するかも知れせん。

「そんなことしたら家庭が消滅するかもしれない(>_<)」と思ってい方・・・。

脳指紋検査が普及する前に悔い改めて下さい。